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広がるｵｶﾘﾅの輪　森の国オカリナフェスティバル　

　私たちがオカリナフェスティバルを始めたのは2008年。全国的にオカリナの輪が広がり、関西でもオカリナフェスティバルが数か所で開催されるようになってきました。ご存知、日本最大規模のオカリナフェスティバル「神戸オカリナフェスティバル」をはじめ、南大阪を拠点にした「南大阪オカリナフェスティバル」、岡山で開催されている「夢が原オカリナフェスティバル」などがそうでした。

　そんな中に私たちの「森の国オカリナフェスティバル」が生まれました。「森の国オカリナフェスティバル」の開催地、宍粟市は神戸や南大阪のような大都市ではなく、古くから林業が盛んにいとなまれていた田舎町です。私たちは宍粟市の中でこじんまりとオカリナを楽しんでおりましたが、現在森の国オカリナフェスティバル実行委員長の尾崎さんの突発的な提案がありました。

「宍粟市でも神戸オカリナフェスティバルのような大きなイベントができないだろうか?!」

周囲の反応は意外と良くそれなら！宍粟市にオカリナの講師で来て頂いている稲葉知香子先生をゲストとして招き、初回のフェスティバルの旗揚げとしよう！と、オカリナフェスティバル開催の開催が決定たしました。

　とはいえ、当初はこんな田舎町に人が集まるかとても不安で仕方がありませんでした。人が集まらなかったらどうしよう。そんな不安が尽きませんでした。その不安を解消するために、私たちは森の国オカリナフェスティバルの目玉となる企画を幾つか作りました。

　ひとつは、フェスティバル開催前日に『前夜祭』と題して、参加者とゲストによる交流会を開くことにしました。前夜祭は食事をしながら、簡単なゲームや演奏をして参加者同士の交流を深めることができます。二つ目は、フェスティバル当日に出演者による演奏はもちろん、多種多様なオカリナの即売会や、オカリナ製作者によるオカリナ相談会などのたくさんのイベントを凝縮し、フェスティバルの内容をとても濃いものにしました。そして三つ目は、都会のフェスティバルでは演出することのできない、森の国らしいイメージを舞台や会場にちりばめました。以上の努力が実ってか、とても嬉しいことに初回から40グループ以上の応募をいただきました。関西で広がるオカリナの輪の中にもう一つ小さな輪ができたのです。もちろん、昨今のオカリナのブームメントがなければここまで人が集まることはなかったと思います。ひとえに時代の産物ともいえるでしょう。

　10年の節目を迎えた森の国オカリナフェスティバルですが、これからも年輪を重ね、町の名物になればと実行委員会一同『夢』を描いています。毎年10月より『森の国オカリナフェスティバル』のホームページより申し込み受付をしております♪参加希望の方はどしどし参加応募してください！

2017.5.1　　森の国　オカリナ・フェスティバル実行委員会